3月の末に完全に学校へ行けていないわけではないけれど、不登校傾向が強い子供を塾に入れたいと中学3年生のご家族からお電話がありました。
電話で、学校に行けない子は傷つきやすい子が多いので今している1対2の指導では、もう一人の生徒と合わないことが多く、お断りをしていますとお伝えしました。
しかし、少しだけでも話を聞いてくださいと押し切られて、塾で簡単な学力テストの後、生徒本人とご家族の方と1時間以上お話をしました。
その中で、塾で成績を上げたところで出席日数が足りないと県立高校へ入学するのは難しいこと、このままでは通信制の高校か定時制高校か、私立になる可能性が高いことをお話しました。
また、学校に行けないままでは近い将来の就職にも響くこともお話ししました。
ご家族がいつまででも若く働いて養ってくれるわけではないこと、田舎に住んでも、都会に出ても、人が生きていくにはお金がかかるということも話しました。
塾よりはまず学校に行けることが先決だと言い、適応指導教室が市内にあるので、そちらで専門の先生のご助言をいただいた方がいいともお伝えしました。
(小学校1年生からの不登校にもかかわらず、適応指導教室のことを知らなかった)
すると何と!6月に入ってからご家族から「おかげ様で学校へ行けるようになりました」と電話がありました!
あれ以来、1日も休まず学校に行けているそうです。
当塾へ通塾するようになり、授業1日目に生徒本人が遅刻は多いけれど毎日学校に行けてますと言いました。でも、「遅刻するようでは高校へは入れてもらえないよ」と私が言うと、それからは遅刻もせず、学校に行けているそうです。
ちなみに適応指導教室ではボランティアの大学生が学習指導をしてくれるので、週1回ならタクシーで行っても(自転車では少し遠いので)塾より安いですよと言ったのですが、
生徒本人が適応指導教室には行きたくないと言ったそうで行っていないそうです。
その生徒は6月から当塾に通い、授業に集中して宿題もきちんと提出して学んでいます。
子供たちの未来にたくさんの希望と光がありますように!
0コメント